耳男とエナコ
松があけて、ラボのお飾りもはらいました。
いよいよ!ポスターを貼ろうと思います。
稽古始めはシーン弐、エナコの耳男、耳切りシーンから。
このシーンをどうやるか、随分と悩んだ。
なんせ、夜長姫人形しか出てこない芝居でこのシーンをどうやるのか。。。
一時は全面カットも考えたけれど、やはりそれはナシだよな〜と。
方針が決まった時は、もう芝居が出来上がったくらいに嬉しかったけれど、本当の苦労はそれからって、いつものこと。
フライヤー作成時にはっきり出来なかった人物のもう一人は松沢香代さん。
昨年11月に個展を控えていて、どう関わって貰えるのか話しを詰められなかったのだが、彼女に関わって貰えなければ、渡辺さんに帆をあげてもらったたはいいが風が吹かない舟のような私。個展終了後12月から香代さんの参与で、余分なことの一切ないクリエイティヴな風は確実に吹いている。
昨年という1週間ほど前になる12月30日。
香代さんと私は渡辺さんのアトリエに出向き、耳男とエナコは生まれ、ラボへ持ち帰られた。
耳男とエナコは、渡辺さんの人形と香代さんのオブジェのコラボ作品。最強くさいゾ。
だが、首から下は既製品。
耳男は次実さんが、エナコは私が遣う。
台詞は坂本さん。
だが、まんまである筈もなし。
ウ==ン。ネタバレってのになりそうなのでここまで。。。後は見てのお楽しみ〜。
耳男には、ガジュマルの枯れ木が使われている。
これは、かなり前に次実さんが香代さんにあげた小さな小さな木だったらしい。
それがすくすくと伸びでついに枯れてしなったのはつい先頃のことらしい。
香代さん曰く「この日の為だったのね」と言う訳で、「やっかい君1号」が出来上がった。
待ち時間に、私はあけみさんの「骨鳥」をまねてくるくる針金をまきまきしてた。
稽古終了後、次実さんはたいそうなケースを作り、大事そうに抱えて帰宅した。
今のところ、「やっかい君1号」は耳男。「困ったちゃん」1号は16歳の夜長姫の袖。
どうやら次実さんが風連ダンスから「ニドデマー」という奴を連れて来たらしいが、衣装縫いの私はかなり仲良し。