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genre:Gray  (じゃんるぐれい)

                        

 genre:Grayは、黒谷都が2002年から「利己的物体と奉仕的肉体によるグロテスク」として提案し模索している 「人形/モノと遣い手」が共に且つ多様に存在する視覚的表象行為の名称です。

 命なきモノに命の痕跡を見つけ、そのモノの生き還る束の間を重ねて「モノ語り」を創りだそうとしています。

 

 東京都国立市の民家を改造した小さな稽古場「国立(くにたち)ラボ」は、「モノ語りが産まれる処」として開かれ、genre:Grayのやり方を元に「遣い手と人形/モノ、それぞれの身体」の独自性を探る者たちが集い、研鑽しています。

 

 近年は毎年海外からの招聘があり、数々の賞を獲得しています。

昨年「キラリ☆ふじみ」で公演した「モノ語り◇水仙月の四日」は観客に大きな感動をもたらし、今回の「夜長姫と耳男」公演につながりました。

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