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出演者紹介

©映画ハーメルン製作委員会

坂本長利  〈俳優〉

1929年、島根県出雲市生まれ。1951年に山本安英、岡倉志朗、木下順二らが主宰する「ぶどうの会」に

入団。1953年、木下順二作「風浪」で初舞台を踏み、木下作「三年寝太郎」、宮本研作「明治の柩」などに出演した。1965年に竹内敏晴、和泉二郎 らと演劇集団「変身」を結成し、東京・代々木の「代々木小劇場」を 本拠地に小劇場運動の先駆けとなる。

宮本研作「とべ、ここがサド島だ」「ザ・パイロット」、秋浜悟史作「冬眠まんざい」などの舞台に立った。1971年「変身」解散後は映画・テレビなどにも多数出演。

独演劇「土佐源氏」(宮本常一「忘れられた日本人」より)は1967年の初演以来、国内外で公演。1996年1月、広島・因島公演で1000回を突破、2012年3月の福島県昭和村公演で1150回となり、2016年夏、土佐での公演を経て11月15日米寿記念で1180回となった。

1985年に紀伊国屋演劇賞特別賞、2000年に旅の文化賞を受賞。

渡辺数憲  〈人形美術・舞台美術〉

1984年、渡辺工房設立。黒谷都作品や百鬼どんどろ作品をはじめ、「モノ語り◇水仙月の四日」、「アンティゴーネ」など国内外の多くの舞台・テレビで人形・オブジェ製作、特殊美術や舞台監督を担う。2015年、「かぐや姫」の人形・舞台美術がロシア最大の演劇コンペ「黄金のマスク賞」人形演劇・美術部門にノミネートされる。

夜長姫  〈人形〉

©紀あさ

©紀あさ

 

黒谷都  〈人形遣い〉

1954年、東京都国立市生まれ。1974年、人形遣いと

して活動開始。1977年「銀猫商會」を旗揚げ、企画・主演をつとめる。(2002年終息)その間、舞踏集団「ダンス・ラヴ・マシーン」に在籍。1994年、チェコ研修。

現在、自らの人形技を「利己的物体と奉仕的肉体によるグロテスク」と名乗り活動。人形と人形遣いとの命の往還を柔らかな幻惑のうちに表現し、現代の傀儡女と称される。海外演劇祭参加では、女性演技者賞、グランプリ、芸術に対する特別賞など受賞多数。

 

塚田次実   〈モノ遣い〉

1999年にチェコの革新的な人形・舞台美術家ぺトル・マターセクのオブジェクトシアターWS『人形演劇プロジェクト2000』に参加し、“モノ”の表現を学ぶ。2000年には同プロジェクトの有志とオブジェクトシアター「ヂバドロ・アノ」を結成し、以後“モノ”と共に舞台に立ち続け、数々の作品を発表。岡本芳一(百鬼どんどろ)脚本・演出による『夢のうつつ 現つのゆめ』シリーズにて「フェイ ク」を国内外で公演。また黒谷都による「人形やモノの表現を長期に渡り探り作品発表をするWS『月の娘たち』」に学び、現在、genre:Grayの遣り方をベースに“モノ遣い”と名乗り、独自に舞踏や演劇公演に出演しながら、他ジャンルとの恊働創作の場を広げつつ、人形、オブジェを操る遣い手として活動中。

©村田善一

松沢香代  〈美術協力〉​

学生人形劇サークルを経て人形劇団ひとみ座入団。1995年退団後、造形作家として活動開始。

1999年以降、Ku in Ka(人形・美術を松沢香代、作劇・操演を黒谷都が担うコラボユニット)progressive note シリーズを、六本木ストライプハウス美術館・ギャラリー・スペース、せんがわ劇場などで全9作を公演。同時に個展開催。韓国公演を2度敢行。

黒谷都作劇作品「メモラビリア」「人形演劇 銀河鉄道の夜」「モノ語り◇水仙月の四日」では、舞台、衣装美術を担う。

2014年、16年には、ストライプハウスにてKu in Kaとは別に個展を開催。

GERIE Malle、ビリケンギャラリー、ロシアでのグループ展などにも参加。2007年 別冊ドール・フォーラム・ジャパン「人・形ノート」第2号、2008年「 illustration 」no.169に特集掲載

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