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朗読台本のこと。


去る8月30日。

「キラリ☆ふじみ」の松井さん平田さんとともに、佐野の坂本さんのお宅を訪問した。

目的は、坂口安吾作「夜長姫と耳男」全編素読みを録音させて頂くため。

録音の任は、長井望美と私で二重にスタンバイ。

坂本さんは、2時間を越える朗読を休むことなく語られた。

活字を読み、録音を聞きながら朗読台本の作成が始まった。

坂本さんの「声」が語るから、言葉の意味の情報だけではダメなんです。

意味ではない音で動きが現れてくるのを「狂童女の戀」の時に感じたので、音の情報が絶対必要だと思いました。

10月16日。フライヤー・ポスター、写真撮影日。

素読みで1時間8分に縮めた朗読台本の初稿を、今回「言葉」の領域で手助けして頂く神山武生氏に渡す。神山氏は私の高校時代からの友人で、ずっと「言葉」を仕事にしてきた人。私の公演フライヤーの言葉はほとんど彼が書いてくれています。

11月15日。坂本長利独演劇「土佐源氏」米寿記念公演。

「夜長姫と耳男」フライヤーが折り込まれた。坂本さんもとても気に入ってくれた!

塚田、長井とキラリ☆ふじみの松井さんで楽屋訪問し、人形美術の渡辺さんを紹介。

どこかの舞台で顔を合わせていたようでした。

1180回めの「土佐源氏」は本当に素晴らしい舞台でした。。。

12月2日。今回「モノ遣い」で出演する塚田次実と佐野の坂本さんのお宅を訪問。

何回か推敲したがまだ決定に至っていない朗読台本をお渡しし、どのように構成してく予定かなどを説明し、アイディアも頂いた。1月に通う佐野の稽古場も下見した。

佐野の坂本さんを支援するみなさまともご挨拶をかわし、ポスターもはってくださった。

12月4日。坂本さんとの会合を踏まえて神山氏と朗読台本を更に検討。

12月6日。坂本さんの出演している坪川隆宏監督作品「モルエランの霧の中」試写会を、坂本さんと並んで見る。フライヤーは勿論折り込んで頂いたし、監督が壇上から情宣もしてくださった。

4日検討後の、人形シーンを書き込んだ台本をお渡しするが、これもまだ決定稿ではない。。

この時、坂本さんと一緒におられた女性がダンサーの方で、彼女はモダンダンスの方なのだがダンスラヴマシーンをご存じで、田村さんあんずさんの踊りは凄かったと言ってくださり、なんだかもの凄く嬉しかった。

朗読台本は、あといくつか検討する箇所がある。

1月からは、実際に語って頂いて練って行く。

物語の時系列をバラバラに解体し再構築して行く私の作劇で、朗読という時系列の縛りには、結構面食らっている。朗読と人形シーンのつぎはぎにはしたくないし、朗読への当てぶりでもないはず。だけど、時系列を解体出来ないって両手両足を縛られてもがいているよう。うん。今回、それをやろうとしているの。挑戦しているの。ビビってるの。頑張るの。

坂本さんは、白あんの最中が大好きです。


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