日誌リレーその①「壊れては直す」
人形は稽古すればするほど、壊れてしまう。
稽古休みは、修理や作り物に時間を費やされ、人形劇って本当に手間のかかるものです。
本日は雪狼4匹、いっちゃんの藁靴の修理、小道具を入れる巾着の修理。
写真手前が修理前の雪狼で、後ろ3匹が修理後。
雪狼表面の綿は3年前の製作時にすでに古い綿を使っていて、今はもう少し黄ばんでいる。
その色に合わせるため、新しい綿をうっすら茶色に染めたのだが
薄く染めると赤が浮き出てしまった。
もう一度黄色の染料で染めると、良い感じに古ぼけた綿になった。
それをちぎって、綿のなくなってしまった部分に貼ったり、縫ったり。
そうやって時間をかけて、手間をかけて直し
稽古をしてまた壊して。
綺麗に直すと、遣う感じが変わってしまったりするのを、また手になじませて。
人形劇って本当に、愛情と手間のかかるものです。
(201/01/07)
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