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出演者紹介その⑤長井望美

2015年もカウントダウンに入りました!1月からは通し稽古に入るため、年内は場面毎の丁寧な確認稽古を繰り返しています。出演者紹介もぼちぼち急ぎ足!五人目は再演初参加組、長井望美です。『水仙月』g.G.広報も担当。

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長井望美 (genre:Gray準メンバー)

初演が行われた第三回人形演劇祭”inochi”には、路上上演で参加していました。初演版『水仙月』を観て、蠢くいのちのせつなさに憧れて打ちのめされて帰ったことを覚えています。ハタ、と気が付けば再演の稽古場で汗をかいているのでした。巡りあわせとは不思議なものだなぁ、と思います。

『モノ語り◇水仙月の四日』には、「赤い毛布の子ども」と数体の人形の他、様々なオブジェクトが登場します。巨大な水仙、散歩する雪丘、頭だけの狼、無限に増える窓枠、嵐を起すスカート…。息づき、舞台狭しと活躍する彼らは、それぞれがこの作品の主要なキャラクターであり、遣い手といのちを顕現させる(人のかたちではないのだけれど)、「人形演劇における人形」です。

私にとって彼ら…、松沢香代さんのオブジェクトたち(五体をもたない人形)を遣うことは、大きな挑戦となりました。人間に似ていない分、形への甘えが効かず、「モノが本当に活きているのか?」をより厳しく問われることだな、と痛感の日々です。

また、初めて渡辺数憲さんの人形を遣います!(こちらは二枚目少年形!?)短い場面だけれど大切にやりたいです。

この度はどのような「モノ語り」が生まれるでしょうか。

愉しみに、劇場でお待ちしております!!

●プロフィール

2004年、金沢市立美術工芸大学在学中に「人形劇団ネンネンネムネム!ねむり鳥」を立ち上げ、自作の人形、物語をもとに人形劇活動を開始。卒業後上京し、現代・伝統人形劇団研修生、舞台美術家・堀尾幸男氏の助手などを経て、2012年ねむり鳥で東京都ヘブンアーティスト認定、P新人賞受賞。2013年4月よりgenre:Gray「月の娘たち」WSに参加。2014年アムステルダムでの渡辺数憲氏の胴串人形制作WSに助手として同行。2015年2月『月の仔』発表、9月genre:Gray企画フェス『”inochi”2015~考える手~』で上演、企画部にも参加。『モノ語り◇水仙月の四日』でgenre:Gray本公演初参加。

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